2025年1月7日(シュヴィヤール「オートフィクティフ」)

2025年1月7日

製菓業界の金の延べ棒キャンペーンの話*をもう少しだけさせてほしい。キリスト教の祝祭の趣旨に反した金もうけ主義の企画と思われるかもしれないが、しかし新約聖書には、東方三博士が生誕の贈り物として、神の子に、幼子イエスに捧げたのは乳香、没薬、そして黄金だとはっきり書いてある。そう、黄金であってフランジパーヌじゃないのだ。


こうして聖書の文字通りの読解に立ち戻ったことはむしろ、われらが敬虔なパティシエたちの功績といわねばなるまい――自由奔放な聖典解釈があふれるこの時代に。


ただ心配なのは、ルリジューズとサントノレ**がこの厳格な遵守のせいで被害をこうむらないか、クリームが廃止されて代わりに没薬が使われるなんてことにならないか、ということである。


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* 前日の投稿で、1月6日の公現祭(幼子イエスへの東方三博士の訪問を記念するキリスト教の祝日)に食べられるガレット・デ・ロワ(パイ生地のなかにフランジパーヌと呼ばれるクリームを入れて焼いたケーキ。「王たちの菓子」という意味で、王とは東方三博士rois magesのこと)の中に、通常フェーヴと呼ばれる小さな陶器製の人形などを入れるところ、445ユーロ相当の金のミニ延べ棒入りの「当たり」を混ぜて販売するというキャンペーンについて言及していた。
** ルリジューズとサントノレはフランスの伝統菓子で、ルリジューズは「修道女」の意味、サントノレは聖オノレにちなむ。
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翻訳 稲田紘子