2019年1月21日(シュヴィヤール「オートフィクティフ」)

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二人の飢えた男が大通りを歩いていた。とつぜん、なんたる幸運だろうか、一羽のガチョウが通りかかり、二人はそれを捕まえて首をひねった。さあ、分け合って食べよう、というところであった。しかし、二人のうちより力が強く、またより卑しくもあるほうの男は、ガチョウの羽をむしり終えるとその羽を仲間に差し出して言った――「ほら、おまえの半分だよ」――そして鳥を全て平らげてしまったのである。


ところがこの話には教訓がある。というのは、分け前として羽をもらったほうの男は、それを使って傑出した詩を書き、すばらしい小説を生み出したのである。


しかしながら彼は空腹のままである。


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翻訳 稲田紘子