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Affichage des articles du février, 2026

Accueil / Yasuhiro Yotsumoto

ACCUEIL Yasuhiro Yotsumoto La réunion a lieu au dernier étage Or je regrette de vous informer que l’ascenseur est en panne maintenant je vous prie donc de bien vouloir utiliser l’escalier de secours là-bas Je ne saurais vous dire quel étage est le dernier, cependant je voudrais simplement vous avertir qu’il y aura  sur le chemin de nombreuses difficultés vous attendant L’une des marches de l'escalier vous mènera à la zone bidonvilloise de New Delhi Une autre au désert affamé du Mozambique les deux cas vous rendant impossible d’assister à la réunion A cela s’ajoutent une bande d’insectes hypertrophiés, celle de plantes crachant partout de l’acide et une troupe de morts dépravés en bêtes qui semblent s’apprêter à fondre sur leurs proies, se cachant dans l’obscurité Oh, frémissez-vous d'excitation ? Sachez que vous avez les yeux émettant la lumière d’une forte volonté et le front qui recèle le pouvoir d’une raison limpide N’ayez crainte, tous les administrateurs ainsi que le prési...

2012年2月25日(シュヴィヤール「オートフィクティフ」)

1503 あるところに、ヌーのあまりに堅く、筋肉質な肉を好まない大蛇がいた。ヌーの大群が川を横切った時にも、彼の兄弟やいとこたちはごちそうにありついていたのに、彼は泥と血の入り混じる水中でじっと動かず、ただ眉間に皺を寄せるのだった。 ヌーたちは蛇の態度を誤解し、それを寛大さによるものと思い込んだ。そして、哀れみと優しさによって肉食の本能を押さえ込んだのだ、と心打たれたのである。 その時だった、荒れ狂う水流から突如生まれた波のように、蛇はヌーの群れの真ん中にひょっこりと顔を出し、容赦ない両顎でもってこの愚かな獣たちの一匹をがぶりとやったのである――すっかり態度を軟化させていたのだ。 -- 2026年3月5日、シュヴィヤールの新作小説「 Jaune soleil 」ならびに「Monotobio」 文庫新装版 がミニュイより発売予定。 エリック・シュヴィヤール(Éric Chevillard)のブログ「オートフィクティフ(L'Autofictif)」は こちら L'Arbre vengeur社刊行のバックナンバーは こちら 翻訳 稲田紘子

2026年2月18日(シュヴィヤール「オートフィクティフ」)

6144 三十冊もの本を書き、生涯にわたり自分自身を映す鏡のような唯一無二の作品集を作り上げた彼――沈黙を愛し、そしてなにより希少な言葉を大切にした私の義父、 ブリュノ・ドュボルゲル *がこの世を去ったと認めろだって? そんなの信じるもんか! 「とにかく」はお喋り好きがお気に入りの口癖である。 頁はめくられる。いつも通りの、当たり前のことだ。わたしたちが愛するあらゆる文学がそこに印刷されているのでなければ、そのことを嘆く理由もないだろう。 -- *ブリュノ・ドュボルゲル氏はジャン・モネ・サン=テティエンヌ大学で美学・芸術学の教授を務め、イコンおよびイコノクラスムの問題、カジミール・マレーヴィチやピエール・スラージュをはじめとする近現代画家、子どもの絵の分析などをめぐって三十近くの著作を残した。 翻訳者は、彼の最後の著作となった「Philippe Favier : Image en clef de Mozart」(2025年)の刊行記念の会にて少しお話ししたのが、生前にお会いする最初で最後の機会となった。 2026年3月5日、シュヴィヤールの新作小説「 Jaune soleil 」ならびに「Monotobio」 文庫新装版 がミニュイより発売予定。 エリック・シュヴィヤール(Éric Chevillard)のブログ「オートフィクティフ(L'Autofictif)」は こちら L'Arbre vengeur社刊行のバックナンバーは こちら 翻訳 稲田紘子

2015年2月11日(シュヴィヤール「オートフィクティフ」)

2516 文学――読むことも書くことも――が、そこに身を捧げる者を吐きそうなまでにうんざりさせる日々が大いにある。ところが、文学の一切をおもいきり厄介払いしようとするとき、彼は気づく――まさにその理由で書物のトンネルの中に身を投じたあの日以来、何も変わっていないということに。外の世界はもっとひどいし、退屈はあらゆるものに錆のようにこびりついているのだ。 「パパを殺してママと寝たんだ」 「心安らかに行きなさい。全ては赦されました」 告解室での治療が寝椅子のそれよりも素早く効果的であることは認めざるをえない。 私は手当たりしだい何でも利用する*――その結果、自分が座っている枝まで切り落とす羽目になるのだが。 -- *「faire flèche de tout bois(あらゆる木片から矢を作る)」。「あらゆる手段にうったえる」の意味の慣用表現。 2026年3月5日、シュヴィヤールの新作小説「 Jaune soleil 」ならびに「Monotobio」 文庫新装版 がミニュイより発売予定。 エリック・シュヴィヤール(Éric Chevillard)のブログ「オートフィクティフ(L'Autofictif)」は こちら L'Arbre vengeur社刊行のバックナンバーは こちら 翻訳 稲田紘子

2009年2月4日(シュヴィヤール「オートフィクティフ」)

468 きのう、私は自伝を読み返した。なんて面白い物語なんだろう! 掛け値なしに、この本がずっと終わらないでほしいくらいだ。 ランの花と女性器が似ているとあんなによく言われるのは、いったいどういうわけだろうと不思議に思っていた――実際に私の小さなジョウロが、むくりとたちあがる日がくるまでは。 作家が死ぬたび、奇妙な反射神経が人々を書店に走らせる。突如として彼の本が読みたくて読みた……あれ……失礼……ああ頭が……心臓が……あああああ……ぱたり -- エリック・シュヴィヤール(Éric Chevillard)のブログ「オートフィクティフ(L'Autofictif)」は こちら L'Arbre vengeur社刊行のバックナンバーは こちら 翻訳 稲田紘子