2015年12月24日(シュヴィヤール 「オートフィクティフ」)
2015年12月24日
スジ「サンタさんは、いるか、いないかとしましょう。でもどっち側に傾いたらいいのかしら? 理性はここじゃ何にも決められない。わたしたちを隔てる無限の混沌があるんだから。そう、でも賭けなきゃいけないの。サンタさんはいるってことにして、損と得とを計ってみましょ。もし勝ったら丸もうけだし、負けたとしてもなにも失うものはないわ。だからためらわずに、サンタさんがいるほうに賭けることよ」
そのガチョウに餌を詰め込むのに使われた漏斗を、フォアグラと一緒に販売すべきだろう。
私は共犯者のような気持ちで娘たちのばかなおもちゃや馴染みの小物を眺める。そこにはすでに、彼女たちの将来のノスタルジーの形があるのだ。
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※「スジ」は作家の次女。ちなみに「パスカルの賭け」のパロディ。
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