2017年12月31日(シュヴィヤール「オートフィクティフ」)
2017年12月31日
年越しの宴に招待された道化師は、テーブルの上でデリケートな話題に足を突っ込んだときに誰にも汁がはねないよう、玄関で靴を脱いでおいた。
この滑らかすぎる表面の後ろに、何かが隠されていると思っていた。自分自身が複数存在し、しかしその分身が皆似たような姿であることを暴くためには、鏡を打ち砕く必要があったのである。
フォーヴィスムの前に点描主義がある。奇妙にも豹が生まれたのはそういうわけだ。
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翻訳 稲田紘子
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