2020年6月24日(シュヴィヤール「オートフィクティフ」)
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死後硬直によって固まってしまう前に、頭の切れるその女の子は隣り合って枝にぶら下がる両親の手に一枚の板を握らせた。
――孤児になるって楽しいわね、ブランコができる!
私には方向感覚が一切ない。ついでに言うと、道で気づかれることも決してない。
――ちょっと! 何をしてるのか教えて! 何が見えるのかだけでも言ってよ!
しかしスカートの下のその手はすべてを自分だけの秘密にする。
死後硬直によって固まってしまう前に、頭の切れるその女の子は隣り合って枝にぶら下がる両親の手に一枚の板を握らせた。
――孤児になるって楽しいわね、ブランコができる!
私には方向感覚が一切ない。ついでに言うと、道で気づかれることも決してない。
――ちょっと! 何をしてるのか教えて! 何が見えるのかだけでも言ってよ!
しかしスカートの下のその手はすべてを自分だけの秘密にする。
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「オートフィクティフ(L'Autofictif)」は作家のエリック・シュヴィヤール(Éric Chevillard)によるブログで、2007年9月から現在に至るまで、ほぼ毎日更新されています。全アーカイヴが毎年1月にL'Arbre vengeur社より刊行。
翻訳:稲田紘子