2011年8月19日(シュヴィヤール「オートフィクティフ」)
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両親が庭の奥側の土地を手放して庭が二つに分割されたとき、私は学生でもうここには住んでいなかった。生垣が植えられ、新しい隣人たちは古い木々を切り倒し自分たちの家を建てた。それから両親は退職するときになって残った土地を手放し、街に移り住んだのだった。私がこの庭のことを思い起こすと、ここ数年に変化したものは形を保っていられなくなる。生垣は引っこ抜かれ、古い木々は起き上がり、おののく隣人たちはどうしていきなり壁にひびが入ったのか理解できない。そしてついに屋根が彼らの頭上に崩れ落ちるのだった。それにしたって忠告しておくべきだっただろうかーー彼らが家を建てたのは、いつ噴火するとも知れない不安定な土地、地下深くから地表に至るまで、記憶の地体構造による予測不可能な法に支配された土地なのだと。
ひと吹きの突風が、青空を丸ごとさらっていった。
曲馬師の女はあるとき落馬し
両親が庭の奥側の土地を手放して庭が二つに分割されたとき、私は学生でもうここには住んでいなかった。生垣が植えられ、新しい隣人たちは古い木々を切り倒し自分たちの家を建てた。それから両親は退職するときになって残った土地を手放し、街に移り住んだのだった。私がこの庭のことを思い起こすと、ここ数年に変化したものは形を保っていられなくなる。生垣は引っこ抜かれ、古い木々は起き上がり、おののく隣人たちはどうしていきなり壁にひびが入ったのか理解できない。そしてついに屋根が彼らの頭上に崩れ落ちるのだった。それにしたって忠告しておくべきだっただろうかーー彼らが家を建てたのは、いつ噴火するとも知れない不安定な土地、地下深くから地表に至るまで、記憶の地体構造による予測不可能な法に支配された土地なのだと。
ひと吹きの突風が、青空を丸ごとさらっていった。
曲馬師の女はあるとき落馬し
騎手の男は太った
しかしショーウィンドウのなか蝿は踊る
二人の馬肉専門肉屋で
しかしショーウィンドウのなか蝿は踊る
二人の馬肉専門肉屋で
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「オートフィクティフ(L'Autofictif)」は作家のエリック・シュヴィヤール(Éric Chevillard)によるブログで、2007年9月から現在に至るまで、ほぼ毎日更新されています。全アーカイヴが毎年1月にL'Arbre vengeur社より刊行。
翻訳:稲田紘子