2018年4月1日(シュヴィヤール「オートフィクティフ」)
3606
彼は再発進しなかった。彼の車のせいで交通は止まる。渋滞がすぐにあらゆる大通りを埋め尽くし、やがて脇道にまで及んだ。こうして国全体が麻痺し、経済活動はそれによって深刻な被害を受けた。彼は尋問を受ける。
「仕方ないじゃないですか」彼は運転席に座ったまま、窓に肘をついてそっけなく言った――「信号が青に変わったとき、ただ行きたくないと思ったんです」
彼は再発進しなかった。彼の車のせいで交通は止まる。渋滞がすぐにあらゆる大通りを埋め尽くし、やがて脇道にまで及んだ。こうして国全体が麻痺し、経済活動はそれによって深刻な被害を受けた。彼は尋問を受ける。
「仕方ないじゃないですか」彼は運転席に座ったまま、窓に肘をついてそっけなく言った――「信号が青に変わったとき、ただ行きたくないと思ったんです」
春には俳句も
膝を出す
膝を出す
ヴィーガンになるよう彼を説得し、それから彼のプレイヤード叢書*を全部引き取った。
--
*ガリマール社刊行の文学全集で、革張りの高級な装丁が特徴。
シュヴィヤールの新作小説「Jaune soleil」ならびに「Monotobio」文庫新装版がミニュイより発売中。
エリック・シュヴィヤール(Éric Chevillard)のブログ「オートフィクティフ(L'Autofictif)」はこちら
L'Arbre vengeur社刊行のバックナンバーはこちら
翻訳 稲田紘子