2010年5月27日(シュヴィヤール「オートフィクティフ」)
910
かの有力者が知り合いにいるおかげで、私の応募書類は山のてっぺんに置かれている。ところがこの山があまりに高すぎて、悲しきかな担当の役人はとっくに頂上にたどり着くことをあきらめてしまっている。
われわれは毎秒いつ死んでもおかしくないのだが、結局そんなことはごく稀にしか起こらないのである。
今度は最初の大河小説を書こうと決心していた。なのに何なんだ一体、机の上にあるこれは? とぼけたつぶらなビーバーじゃないか!
かの有力者が知り合いにいるおかげで、私の応募書類は山のてっぺんに置かれている。ところがこの山があまりに高すぎて、悲しきかな担当の役人はとっくに頂上にたどり着くことをあきらめてしまっている。
われわれは毎秒いつ死んでもおかしくないのだが、結局そんなことはごく稀にしか起こらないのである。
今度は最初の大河小説を書こうと決心していた。なのに何なんだ一体、机の上にあるこれは? とぼけたつぶらなビーバーじゃないか!
--
「オートフィクティフ(L'Autofictif)」は作家のエリック・シュヴィヤール(Éric Chevillard)によるブログで、2007年9月から現在に至るまで、ほぼ毎日更新されています。全アーカイヴが毎年1月にL'Arbre vengeur社より刊行。
翻訳:稲田紘子